自己紹介・美術鑑賞エッセイ「或るケモノ」
初めまして。安堂と申します。
先日、大学の先輩である澤々さんに誘われ、沖縄県立博物館・美術館にて沖縄芸大の作品展を観賞してきました。
中に入ると「或るケモノ」という2.5mの直立する彫刻が出迎えてくれます。動物のように、ヒザの関節は人間とは逆に曲がっていました。上半身は成人男性のようにがっしりとしており、思わず触れたくなるほど筋肉質。上半身から細く延びる首とそこに犬のような宇宙人のような顔がちょこんと乗っかり、立てられた耳の内側は生々しいピンク色。腰かは太く長いしっぽが力強く伸びていました。白い身体はうっすらとピンク色に染まり、耳を澄ますと息遣いが聞こえてきそうです。
「或るケモノ」以外の彫刻はもちろんのこと、絵画や染織物、映像作品やゲーム・漫画・絵本など幅広いジャンルの作品が展示されていました。
大学生・大学院生たちの若い感性大爆発でした。作り手のこだわりや熱量の込められた作品を直に観賞できる貴重な機会でした。写真では伝わり切らないものがあると再確認しました。
私がしているのは文字表現全般なので、今回観賞したものとは根本的に畑が違うのですが、やはり芸術作品からは触発されるところがあります。特に何を成し遂げたわけでもないのに、どこからともなくやる気と全能感が姿を現し、私を鼓舞します。若干邪魔です。
話は変わりまして、先日「煉瓦」という文芸作品を発表する場を作りました。
Twitterで発表した作品を小冊子にして学内で配布するという、小さい規模のものですが、今まで自己満足で書き溜めたものを外に排出する場所を増やすことができました。
自分の作品を人に見せ、感想を聞き作品に還元する目論見です。
今年は文学賞や公募に積極的に応募し、結果を出していきたいものです。
ブログでは、今回のように美術鑑賞や、書評、エッセイ、雑記など少し長い文章を書いて、書く力をつけていきたいと思います。
まだ下手でまとまりのない文章ですが、少しずつ磨きをかけていきます。
ではのちほど。